Bloodborne:大聖堂にある怪しい像の話

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今回はBloodborneの小話を少々。

あまりにも胃もたれするような記事ばっか書いてるのでこれからはこういう短めの記事も書いていこうかと思います。

考察成分が多いので情報だけ各自スポイルしてもらって後は基本的に読まなくていいです。

 

 

ちょっと前にTwitterで呟いたネタなのですが、大聖堂には変な像があります。

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ここだけ切り出してもイマイチ解りづらいのですが、Bloodborneに精通してる方ならピンとくるのではないでしょうか。

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見ての通り、大聖堂からヤハグルに通じる道の道中にある像ですね。

とは言ってもこの像自体はヤーナム各地にある汎用オブジェクトなので特段おかしいことはありません。

 

一見何の変哲もないオブジェクトなのですが、聖堂街上層からこの像を観察すると、大聖堂で見たものとは大分違った物が見えてきます。

(コイン置くメソッドはTwitterで教えて貰いました)

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上記画像の通り、聖堂街上層から像があった場所を確認すると、不思議な事に像は姿を消し、そして後ろの壁には奥に進めるような入り口構造が出現します。

 

ゲーム中ではこれ以上の情報は得られないので、外部ツールでこのゲートの奥を覗いてみましょう。

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何という事でしょう、中にエレベータが格納されているではありませんか。

そして、このエレベータがどこへ通じているかというと、ここです。

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星界からの使者と戦う広場の入り口向かい側の行き止まりですね。

というわけで件の像の裏には聖堂街上層に繋がるエレベータが隠されていたという話でした。

 

で、ここからは何でこんな物がこんな所にあったの?っていう話です。

 

まず何故ゲーム内に見える形で残っているのかという点については、簡潔に言ってしまうと単純なミスです。

基本的にこのゲームの遠景モデルは実際にゲーム内で訪れるモデルを読み込んでいる訳ではなく、遠景用にエリアモデルをコピペしたものを描写負荷にならない程度までローポリ化して使っています。

しかし、この聖堂街上層の遠景モデルに関しては、実際の大聖堂エリアの構造が変更される前のモデルを遠景モデルに設定し、そのまま更新するのを今の今まで忘れてしまっていたようです。

ソウルシリーズではレベルデザインの都合上、マップの仕様変更は開発終盤に至るまで珍しいことではないのですが、今回のように遠景モデルが整合性が取れていないというのはかなり珍しいです。

これを見つけたバージョンは初期ディスク版の1.0だったので流石にいつかのタイミングで直っているだろう思っていたのですが、最新パッチでも変わってないのを確認した時は結構驚きました。

完全に見落とされたまま今に至っているわけですね。

 

そして、次はそもそもどのような用途を想定してこのような物が作られていたのかについて。

これに関しては上層からの景色を注視すると、また別の情報が得られます。

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円で囲ったところをよく見ると、実は大聖堂とこのヤハグル方面のルートは繋がっていないんですね。

つまり、地上からヤハグルの正面玄関に至るルートはこのエレベータのみという事になります。

 

この点から察するに、当時の聖堂街上層は製品版のような隠しエリアではなく、攻略ルートの1つとして機能してたようです。

ここからは個人的な推察になりますが、様々な没コンテンツや世界設定を考慮すると以下のような攻略フローが考えられます。

①ビルゲンワースにて白痴の蜘蛛を撃破すると製品版同様ヤハグルの正門が開くor開けるための鍵を入手する。

②聖堂街上層を攻略し、ヤハグルへ。(この時点ではエーブリエタースへのアクセスは出来ない)

③ヤハグルにて再誕者を撃破。何らかの方法でエーブリエタースへのアクセスを得る。

④エーブリエタースを撃破。青ざめた血を入手し狩りを全うしたので拠点にてラストイベント。

今考えてるのはこんな感じ。 

理解しやすくするために1つ断っておくとメンシスの悪夢は中盤のダンジョンだったようなのでここでは忘れて下さい、とだけ。

 

まずは①について。

ロマが本来秘匿していた儀式は生贄を使っての邪神の作成、つまり再誕者のことです

なのでヤハグルを隠してました、っていうのはまぁ製品版でも同様ですね。

ここの解釈に手を加えたせいか、製品版では青ざめた血の空を隠していたのか、メルゴーを隠していたのか、ヤハグルを隠していたかっていうのが少々分かりづらくなっています。

 

次は②ですが、上層を攻略させるものの、ここではエーブリを撃破しません。

何故なら狩りを全うしてしまうからです。

 

それと、ロマがヤハグルへの道を閉ざしているとなれば上層への扉は別に空いててもいいので恐らくオドンが登れるタイミングか、それに近しいタイミングで上層にはアクセス出来たと思われます。

変なとこ行けるようになったけど順番が違うのでどこも行き止まり、っていうのはソウルシリーズの常ですね。

 

そして③。

悪い人たちが作ってるなりそこないの邪神(再誕者)を撃破し、彼等の思惑はここでひとまず終わります。

当初はメンシスが無かった事を考えるとフローチャート的には地上での最終目的地点はここになってしまうのですが、そもそも主人公の目的は悪い人たちの儀式を止めることではありません。

青ざめた血を求めることです。

ということを加味すると再誕者の裏の死体から上層奥部へのアクセスを得て、本来の目的である青ざめた血そのもの、つまりエーブリエタースに至り、狩りを全うします。

個人的にヤハグルで上層への鍵を持ってる死体、あれが元々ミコラーシュの遺体の代わりに置かれてたのではと考えてたり。

 

で、何度も言っている青ざめた血についてなんですが、これに関しては宮崎氏も後年インタビューで言ってる通り、上位者の血の他に青ざめた血の空という意味合いが含まれます。

その事から別に最終地点がエーブリエタースな訳でもないだろって話になってきちゃうのですが、実はアルファ版では青ざめた血は別の呼称で呼ばれていました。

それが"賢者の血"です。

没データ内の会話テキストを見るにこのワードは明確にエーブリエタースの事を指してるっぽいのでやっぱり主人公の最終目的は元々エーブリだったのではないかと思われます。

 

わざわざ呼称を青ざめた血に変更した理由はもう察しがつきますよね。

上記の攻略フローを現在の製品版のものに変更する際に整合性を取るため変更されたのだと思われます。

ロマ撃破後に天の声から血の赤子を探せと言われ、いきなり目的がすり替わってるのもこの変更の影響でしょうか。

いくら何でもこの辺は初見プレイの時点で不可解さを感じました。

 

そして最後に④、主人公は賢者の血を得て狩りを全うしたので地上での目的を達成します。

その後は恐らく故郷(悪夢の辺境)にて邪神(アメンドーズ)を撃破するという流れ。

邪神を倒したら倒したでサプライズゲストに月の魔物がやってきた後、周りが例の聖杯のボスエリアみたいになって最終的に倒したらEDみたいな感じかなあと。

 

 

以上、怪文章でした。

わりとブラボ調べ始めた頃から大体こういうチャートなんだろうなとは想像はしてたのですが、今回それに関連した物が出てきたのでついでに頭の中にあった物を表に出してみました。

まぁエーブリとアメンドーズがサブボスなの凄い勿体無いよねって願望が多少含まれてますが、他の内部データやゲーム内描写を見る感じ本筋としては間違ってはないんじゃないかなと。

後になって過去の記事を見返すといい加減な事言ってんなコイツってなったりする事も多々あるので過度な信用は禁物です。

 

おまけ

ヤハグル正門近くの処刑人が居る辺りからは捨てられた古工房が見えます。

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しかし、古工房側から覗くと逆サイドからの視点に比べ、明らかにアメンドーズ教会が近いです。

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そこで古工房にコインを置いて確認してみます。

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あら・・・・。

 

内部的には古工房はそれ単体で別エリアになっているのですが、どうやらこのエリアの位置も開発中は二転三転してたようです。

こちらも聖堂街上層のように遠景モデルの作成時期が仕様変更により食い違ってしまった例かと。

まぁこの辺はあえて整合性を取ってない可能性もしもあらずですが。。。

 

 

 

短めの記事にするつもりでしたが結果的にはそこそこな長さになってしまいましたね・・・。

最近Twitterでばっかりネタ出ししてるのですが、そっちにばかりに傾くのもあんま良くない気がするのでこっちの方もこんな感じでちょいちょい更新していこうかなと。

 

では。