没データから考察するBloodborne:聖杯ボスの開発名とか

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"導き"のLv3。配置し忘れたみたいです。

前回はこちら

inbksk.hatenadiary.com

SEKIROやってたので遅くなりました。

あんま需要の無さそうな聖杯ボス編です。

前回の記事を踏まえた上で書く所もあるので先に前回の記事に目を通しておくと良いかも。

まず注意なのですが、今回の紹介順は記事の都合上アイテムソート順では無いです。

そちらが気になる方は前記事でも紹介したこちらの動画を御覧ください。 

www.youtube.com

 

墓守隊長の生き肝

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聖杯おなじみの9kvの3デブです。

 

明らかに隊長っぽい鉈デブではなく、如何にもモブくさい銃デブ(実際モブで出てくる)が守り人の長と名付けられてるのに疑問を抱いた地底人は多いのではないでしょうか。

実際にネームリストを覗いたところ、製品版とアルファ版とで名前と番号が入れ替わってる痕跡があるので普通にバグかミスで入れ替わっちゃったっぽいです。可哀想。

 

それと血晶石に関してですが物理乗算の呪われた深淵結晶も製品版データに存在するらしく、倍率は(+28.1%)です。

現状の27.2と劇的に変わるでも無いのでむしろ手に入らなくて助かったかも。。。

 

それとアルファ版の没NPCの会話にこういう一節があります。

 聖杯の墓を侵すなかれ。聖杯の墓を侵すなかれ
白く虚ろな墓守が、ぐにゃりぐにゃりと吼えるように
聖杯の墓を侵すなかれ。聖杯の墓を侵すなかれ
血族よ。汝血を、求るなかれ
汝血を、求るなかれ

本編内で聖杯ボスが触れられることは製品版だと無かったので珍しいですね。

 獣憑きの生き肝

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これも現在と名前が変わってないのでそのまんまですね。

説明文にある"敵アバター"というは詳しく解っていません。

この獣憑きというネームはリストのエネミーやボスとは隔絶された末尾の方にあり、直近に"アバターA","アバターB"という名前も存在し他のエネミーとは違った特殊な扱いを受けていたようです。

製品版でも他エネミーやボスと敵対することから何やら特殊なモブっていうのはどことなく感じた人も居たのではないでしょうか。

 

これは完全に妄想なのですが、個人的にはこいつは元々マルチのシステムに関わっていたキャラだったんじゃないかなあと思っています。

"アバター"という開発コードも恐らく非対称マルチプレイの侵入プレイヤーアバターから来ているのかなあと。

ダクソ3でも特殊な侵入システムを試していて最終的に没になったのでこの頃から侵入システムに対しての試行錯誤はあってもおかしくないのかなと。。。

滅びの炎の眷属の生き肝

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やたら強そうな名前ですがこちらは"旧主の番人"です。

 

"滅びの炎"の眷属と称されてはいますが旧主の番犬以外以外にそういった滅びの炎云々みたいなキーワードを持ったキャラも見当たらないので特に誰かの眷属というわけではなさそう。

一応他の呼び名としては"滅ぼす者"と言われてたようで防具にもそのような名前がついており、ID順もかなり早期なので実は元々何か重要なキャラだったのかも。

 

ちなみに初期のラフはこんな感じ。

王冠を象ったような骨炭がなかなか良いですね。

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ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館の展示より。

 

それと旧市街に居たとされるNPCの会話テキストにこういう物があるのですがこいつを示唆していたかといえばう~ん。

うお、おう、まだまだ聞いてくれるのかい
炎が見える。燃える音が聞こえる。肉の焼けるいい匂いだ
この街も、やがては同じ運命さ。谷街の徴、聖杯が、きっと奴らを呪うのさ
大いなる、古い神の呪いなのさあ!
ぎゃははははは、うおおおーい 

 古い生贄の乙女の生き肝

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こいつは特定が難しかったですが、どうやら今で言う"鐘を鳴らす女"のようで。

エリア用のイベントパラメータの記述に"SAN_Value(SAN値)によって寡婦が出現"というものがあるので恐らく合ってるはず。多分。

前回書いたように開発段階のヤハグルは"生贄の街"と呼ばれていたので"生贄"というワードでも製品版の鐘女と適合してるのでやっぱこの線が濃厚。

 

それと、先程書いた"SAN値"というものは製品版で言う啓蒙です。 

SAN値だと余りにもそのまんま過ぎるので啓蒙に置き換えられたのでしょうね。

内部データでは鐘女を呼び出すトリガーにこのSAN値使われていたようです。

開発段階だと一定以上のSAN値を抱えると鐘女が出現し、他プレイヤーからの侵入を受ける予定だったそうな。

製品版の啓蒙の扱いがちょっと雑に感じるのもこの辺りの仕様が削除されたからでしょうかねえ。

 

現状の侵入システムを考えるとこの辺はSCEの要望が強かったのかな~って思います。

プロロできちゃうのもブラボだけですしね。。。

ほおずきの生き肝

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見切れてますが"なりそこないのメッセンジャー(ほおずき)のソウル"が正式名です

こいつの名前はそのまんまですね。発狂らんらん。

 

面白いのは説明文で"メッセンジャー"と呼ばれていること。

メッセンジャーとはなんぞや?って話なのですが、察しの良い方なら解ると思います。

とどのつまり、製品版でいう使者くんのことです。

ゲーム内でこいつの出現エリアが全て夢の世界なのもこの頃の設定を引きずってるっぽいですね。

 

聖杯ダンジョンにすらほおずきが出ないことは割とプレイ中からの疑問だったのですがこの様な事情があったようです。

この様に製品版の実装とリンクする形でこういった物が見つかるのは裏設定を覗いてるようでなかなか面白い。

脳喰らいの生き肝

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やたら強いらっきょです。

 

少し話は変わるのですが、Bloodborneには内部データに"死因"というデータがあります。

これは様々な死因が書かれているデータで、"毒で死亡"や"落下死"などの死因が書かれていて恐らく血痕システムで使われる予定だったようです。(仁王の刀塚が似た感じだったような)

その中に一つだけ"脳喰らいに脳を吸われて死亡"というものがあります。

死因データの中でも固有名が出てるのはこいつだけなのでかなり古参のエネミーだったのかも。

狂った修験者の生き肝

※ちゃんと調べたら全然違いました。

いつか詳しく書きます。

 

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 こいつ特定はなかなか難しく、名前的にビルゲンワースのジャンプしてくる学徒(瞳の苗床って言うらしい)かなとか思ってたんですがどうやら違うようで。

 

ネームリストのID番号から推察するにこいつは没エネミーの”堕落者の獣"のようです。

ちなみに堕落者の獣っていうのはこいつ。

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Sanadskの動画から抜粋。(https://youtu.be/4OdLgsZOM14?t=374)より

こいつはプロジェクトビースト時代のロードスクリーンにも使われています。

この頃はマスコット的に扱われてたみたい。

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Bloodborne Wikiより抜粋

それと実はこいつは製品版でも会うことが出来て、聖杯文字"2c8czh8h"のエネミーテストダンジョンにしれっと紛れています。

実際会ってみるとわかるのですがこいつは没エネミーにしてはグラフィックやモーション等完成しており未完成なのでカットされたというわけでは無さそうです。

単にコミカル過ぎて世界観に合わないとかそういう理由なのでしょうか。

製品版のキャラネームリストにもボスとしての名前が残っているのでわりと出すアリアリで作ってたっぽいんですけどね。。。

人喰い豚の生き肝

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豚ちゃん。

ガスコインの娘の内蔵致命でリボンをケツに突っ込まれたのは有名らしい。

フレッシュゴーレムの生き肝

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これは名前から簡単に推察出来ると思いますが、"死体の巨人"です。

フレッシュゴーレムという名前もそのまんまですね。

フレッシュゴーレム (つくりたてふれっしゅ)とは【ピクシブ百科事典】

 

死体の巨人といえばこんな記事も記憶に新しいところ。

www.gamespark.jp

黒獣の生き肝、嵐の古獣の生き肝

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これらははまとめて紹介。

黒獣の方は"恐ろしい獣"で嵐の古獣の方は"黒獣パール"です。多分。 

この二体はデザイン的に共通点もあり、お互いに雷を纏っているので実際にゲームをプレイしてても何らかの関係性を感じた人も居たのではないでしょうか。

生き別れの兄弟か何かだったのでしょう。

 

余談ですが、ソウルズボーンでは雷を扱う的に嵐のなんたらみたいな名前がついてる事が多々あります。

無名の王も開発中は"嵐の王"と呼ばれてたようで。(今は乗り物の方にその名前がついてます)

 

それとローランのボスとして出てくるパールが何故か”ローランの黒獣”という名前で出てきますが、この辺の名前と混ざった結果な気がしてます。

恐ろしい獣とパール間で取り違えがあったのかも。

ネームリストを見るとその辺ちょっとそんな痕跡があるんですよね・・・。

 

パールが本編ボスとして旧市街に移動したのが大分後っぽいのでその絡みでミスが起こったんじゃないかなあ。

※大体真相がわかりました。下記記事参照

inbksk.hatenadiary.com

 

獣血の主の生き肝

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こいつも名前変わってないボスなので推察する必要もありませんね。

獣血の”主”という名前の意味に対して意見が割れてたりしてましたが始祖ビーストという名前から察するにそのまんま獣血の始祖になった主という意味で良さそうです。

この頃は聖杯ダンジョンが古い神の墓という設定がわりと明確にされてたので始祖の獣が居てもおかしくは無いだろうってことなんでしょうね。

あの首から出てくるムカデに関しては未だ不明ですが。。。寺が怪しい

炎の古獣の生き肝

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こいつはそのまんま旧主の番犬ですね。

滅びの炎ウンタラみたいな名前でもないし元々旧主の番人とすら関係なかったのかもしれません。

まぁ製品版からしてそうなんですけど大したバックボーンも無さそう。

墓守の古老の生き肝

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こちらは"トゥメルの古老(末裔)"です。
説明文見る限りロードと呼ばれているのでトゥメルの王様だったのかも。
まぁこの頃はトゥメルの設定すら無かったっぽいので見た通りダンジョン人の王といった感じでしょうか。
 
ヤーナムおばさんの主人だったのかなあ。

穢れた血の花嫁の生き肝

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花嫁ってワードで一目瞭然ですが、こちらは”トゥメルの女王、ヤーナム”です。

 

どうやらこの頃は特に女王とかその辺の設定も無かったようでダンジョン内のいちボスでしかなかったみたい。

まぁ聖杯ダンジョンのラスボスにしては戦闘モーションとかあんま凝った感じでも無くてなんともプレミアム感の薄い敵なので確かに言われてみればって感じですね

ゲーム本編内でのヤーナムの設定が相当フワフワしてるのも急造でこの辺の設定を作った煽りなんでしょうかね。

ヤーナムの石の没イベントでのテキストも後発DLCで作った後付け設定な為か中々苦しいものを感じました。

 

個人的に気になったのは"穢れた血"というワード。

どうやらこの頃のブラボは"賢者の血"と"穢れた血"という2つの血がシナリオに大きく関わっていたようで、この頃はそっちの方の設定に関連したキャラにするつもりだったのかも。

その頃のアンナリーゼも会話文見る限りキャラ設定が今と大分違う感じだったのでこの辺にも大分変更が入ったみたいです。

 

そういやヤーナムと穢れた血の関連は製品版だと示唆されてましたっけ。

なんかどっかで見た感じするんですが忘れちゃいましたね。

銀の獣 ファウナの生き肝

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完全に見慣れない名前ですがそれもその筈で、これは没ボスの"大いなる上位者の獣"です。

 

グレートワンビーストと言えば知ってる人は知ってるかと思います。

聖杯文字"arkhv2vs"で戦えるのはある程度有名ですね。

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fandomの方のbloodborneWikiから拝借

生き肝のアイテムソート順を見るに、こいつは月の魔物と並んで重要な位置に居たボスだったようです。

この頃のヤーナムの扱いから察するにこの頃の聖杯ラスボス的な位置づけだったのかも。

実際戦ってみるとわかりますが中々プレミアム感のある良い動きをします。

 

 

このボスが間に合わなかったから無理矢理ヤーナムをあの位置付けに持ってきたのでしょうか。

見た目といい動きといい設定と良いなかなか好みなボスなのでDLCでリメイクされなかったのが残念なところ。

ファウナの眷属の生き肝

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こいつは今で言う"ローランの銀獣"です。

こいつはその名前の通り上で紹介した銀獣ファウナの眷属という設定が開発時にありました。

恐らくファウナが深層ボスを務める聖杯の浅層でボスに設定されていたのでしょう。

特に雷を使った攻撃をするわけでもなく無駄に雷エフェクトをビリビリさせる謎の挙動もファウナ関連の設定なのかも。

 

ファウナがカットされてしまったが為にボス設定されたこいつが完全に浮いた状態で製品版のダンジョンにただ一人残されてると考えると中々可哀想ですね。

製品版で採用されたローランの"銀獣"っていう名前にも主人の微かな名残を感じます。

その他本編と同一のもの

詳細は前回記事を参照。

inbksk.hatenadiary.com

己皮剥ぎの生き肝

特筆無し。

白痴の蜘蛛 ロマの生き肝

特筆なし。

失楽使徒の生き肝

冒涜の彼。

月の落とし子 ゴースの生き肝

ゴーたそ~。

夢魔の生き肝

夢魔(メルゴーの乳母)は製品版だと聖杯ダンジョンに配置されて無いはずなのですがこの頃は普通に居たようです。

っていうか製品版でも普通に居ます。

聖杯文字"m2vgwtjf"で戦えます。

 

恐らく本編での位置づけが準ラスボス的な物になった影響で配置設定が変わったのかも。

聖杯のこいつは最初から複数体出てきてなかなか面白いです。

エーブリエタースを継ぐ者の生き肝

名前的にゲールマンっぽいこいつですが聖杯にも出てくるのでまぁ十中八九”月の魔物”なんでしょうね。

かなり有名ですがこいつも聖杯文字"sikgc3sm"で戦えます。

 

このボスエリアって一体どこで使われる予定だったんでしょうかね。

この頃の本編の流れを考えるとアメンドーズ撃破後に故郷(悪夢の辺境)が崩壊した後なのかなあとかふんわり考えてたりしますが普通に聖杯用のエリアで本編には元々関係なかったりするのかなあとも考えてたり。

イラストワークスで見比べるとアメンドーズの寝床のイラストと似通った物を感じるので前者な気がします。

 

まぁゴース戦でリメイクした所を見ると開発としても中々思い入れの強いエリアだったのでしょうね。

聖杯ダンジョンの開発名とか

墓所グレミア
ルドレスの僻墓
ワーグウィッチの僻墓
グレミアの悪夢
宇宙外縁

 

ついでなので書いておきます。

多分上からトゥメル、僻墓、ローラン、イル、イズなのかな。

グレミアと言えばαテスト版で入手出来たグレミアシリーズの防具でも名前が使われてますね。

 

それと面白いのは”ルドレスの僻墓”

これはダクソ3でNPCの名前に流用されましたが初出はブラボだったようです。

まぁダクソ3内でも最初は別の名前に使われてたようですが。(ロスリックの高壁は元々ルドレスの高壁という名前でした)

 

そして”宇宙外縁”も面白い名前です。

イズの汎聖杯の説明に"イズの地は宇宙に触れている"っていう一節がありますがこの頃の名前が由来なのかも。

 

 

 

 

 

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これでブラボのボス関連の諸々はひとまず終わり。

ブラボについてはまだローレンスが親友だった時の話とかアーチボルトがNPCだった頃の話とか色々あるんだけど何かとリソース不足なんでだいぶ先かも。

 

ダクソ3もラスボスから中ボスに降格された奴とかその煽りを食らって中ボスからその辺の雑魚モブに降格された悲しい奴とかボスから景観オブジェにされた奴とか色々居るんでその辺書きたいかなあ。

 

 

長い記事だけど読んでくれて有難うございました。

最近ページビューそこそこあるのでほんのり嬉しいです。

 

 

 おわり